シャドートーンの設定について
X100FはQボタンを押すと細かいカスタムメニューが現れて、撮影後の仕上がりをあらかじめ調整できるようになっています。
これまでPCが古いのもあってRAW現像はあまりしてこなかったのですが、カメラであらかじめ設定しておけば、現像不要でいい感じの写真に仕上がってくるのが、楽でいいですね。もちろんLight Roomなど使った方がはるかに細かく調整できますが、撮影中に設定を追い込んでいくのも、撮影そのものをより楽しめるような気がします。
ただ簡易的な設定とはいえ、どういう効果があらわれるのか、組み合わせもあるので、整理していきたいと思います。まずシャドートーンについてです。
シャドートーンの設定は暗い部分の調整ですね。+4〜−2まで調整できます。数字をプラスしていくと、暗い部分がより暗くなり、マイナスに振っていくと、暗い部分が明るくなってきます。
夕方の逆光気味のシーンにて、シャドートーンを少しずつマイナスにしていきます。
シャドートーン 0
建物が影に沈んで、バスなど黒く潰れてしまっています。
シャドートーン -1
シャドートーン -2
ここまでいくと、建物やバスも明るくなって色がわかるようになりました。
逆光の場面で被写体が暗くなりすぎる時の調整に使うパラメータですね。
しかし、こんな逆光の場面でも意外と黒潰れせずに、階調が残っているのですごいです。